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イールドファーミングとは?稼ぎ方の種類やリスクなど【初心者向けにかんたん解説】

イールドファーミングとは?稼ぎ方の種類やリスクなど【初心者向けにかんたん解説】 キホンの仕組み

こんにちは。DeFi牧場のおーじぃです。

DeFiに興味はあるけれど、新しく覚えなきゃいけない言葉が多すぎる。。。

そんなあなたのために「イールドファーミング」を中心に、その周辺キーワードをまるっと解説します。

この記事を読めば、頭をスッキリ整理させてDeFiにチャレンジできるはずです!

イールドファーミングとは?

イールドファーミング(Yield Farming)とは、Yield=利回り、Farming=耕すという意味で、自分の持つ仮想通貨を貸出して運用することで、高い利回りを求めることを指します。

一般的な銀行の利子や株式の配当と比較し、より高利回りを求めて能動的に運用するイメージです。

自分で運用先を決めて、手動で資金を入れ変えることもできますが、複数のサービスを組合せ、運用を自動的に最適化するサービスも存在します。

そもそも仮想通貨で利益を出す方法は、キャピタルゲイン(値上がり益)しかありませんでしたが、インカムゲイン(配当金)の仕組みが開発されたことで、人気に火が付きました

イールドファーミングの種類

イールドファーミングには、いくつかの種類があります。
代表的な仕組みについてまとめてみました。

イールドファーミングの代表例

①レンディング
②ステーキング
③流動性マイニング

それぞれ詳しく解説します。

レンディング(貸出して稼ぐ)の仕組み

所有する仮想通貨を貸出すことで、利息を得ることができます。

得られる利息は、対象通貨や数量・期間・中途解約の有無などにより異なりますが、国内サービスだと年利は1〜5%程度がほとんどです。

ただし、貸出には審査があったり、借り入れ上限が設定されていることもあり、必ずしもレンディングができるとは限りません

レンディングの具体例として、以下の記事も参考にしてみて下さい。

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ステーキング(投票で稼ぐ)の仕組み

所有する仮想通貨を”マイナー”に貸出すことで、マイニング報酬の一部を得ることが出来ます。

なぜマイナーが通貨を借りる必要があるのか?

それはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)方式において、
マイニング権(仮想通貨を稼ぐ権利)を優位に獲得するためです。

コンセンサスアルゴリズム(合意を取る方法)

・ビットコイン【PoW(プルーフ・オブ・ワーク)】
誰でもマイニングに参加可能。大量の単純作業によるくじ引きのようなもので、あたりが出た人だけに報酬が出る方式。くじにはずれた人たちの作業がムダになり、余計な電力を消費し、環境に悪いとされている。

・イーサリアム2.0 他【PoS(プルーフ・オブ・ステーク)】
保有コインが多いほど優先的にマイニングに参加可能。“保有量が多い=トラブルが起こると自分が損する”ため、責任を持って作業を行う。ムダな電力が消費されずにすむ一方、通貨の流動性が減り、お金持ちがよりお金持ちになる仕組みです。

つまりステーキングとは、自分が応援するマイナーに投票し、その分け前をもらう仕組みです。
当然、利回りも重要ですが、応援対象として適切かどうかの判断も必要です。

詳しくはこちらの記事もご確認ください。

流動性マイニング(両替手数料で稼ぐ)の仕組み

所有する2種類の仮想通貨を組合せて1:1の割合で両替所に貸出し、流動性(両替するための在庫)を提供することで、手数料収益を得ることができます。

手数料収益の支払いは、利用するサービスの独自通貨(トークン)のため、通貨価格の変動によって収益性も上下します。

独自通貨は価格変動が大きく、秒単位で年利算出されるため、瞬間的には数千%になる組合せもありますが、短期的に見て数十%程度に落ち着くものがほとんどです。

貸出し上限はありませんが、流動性の提供した場合、元本は価格変動損失(未確定損失)によってほぼ確実に目減りするため、リスクを把握した上で投資する必要があります。

参考記事|流動性マイニングの仕組みとは?

イールドファーミングのリスク

高利回りのイールドファーミングですが、当然その分リスクも高いです。

イールドファーミングの主なリスク

①ハッキング(不正侵入)リスク
②ガバナンス(統治)リスク
③スキャム(詐欺)リスク
④コンポーザビリティ(相互連携)リスク

それぞれ詳しく解説します。

ハッキング(不正侵入)リスク

一般に、イールドファーミングに利用されるイーサリアム上のプログラムは、中身を公開することにより、契約が確実に実行されることを証明しています。

そのため、悪意を持った攻撃者にも解析されやすく、脆弱性を突かれれば、資金を盗み出されてしまうという問題点もあります。

プログラムのバグを付き資産を奪われる事件は、過去にいくつも発生しています。

ハッキングリスクに関しては、素人がコードを見て判断することはほぼ不可能なので、“集中投資をしない”くらいの対策しか取りようがないかなと思います。。。

ガバナンス(統治)リスク

現状、イールドファーミングに利用されるDeFi(分散型金融)サービスの多くは、その名前に反し、必ずしも意思決定が十分に分散化がなされているとは言えません

一部の開発者だけで意思決定がなされる場合、サービスを突然終了してしまったり、悪意を持って資金を持ち逃げされるリスクがあります。

サービスを利用する際は、
そのサービスの意思決定権を誰がどのくらいの割合で持っているのかを把握する必要があります。

スキャム(詐欺)リスク

お金が大きく動く場所に「詐欺」はつきものです。

特に大きく資金が流入しているDeFi市場には、新規ユーザーが多いため、多くの詐欺師にとっても稼ぎやすい状況です。

DeFi市場規模
引用|https://defipulse.com/ (2021/03/16時点)

マネーレゴ(相互接続)リスク

DeFiサービスは、ブロックチェーン上で動くプログラムであり、相互に連携させることが容易なため「マネーレゴ」とも呼ばれています

他のサービスと連携がしやすいことは、利益を最適化しやすいという利点もありますが、自分の資金が意図せずに他のサービスに相互連携されることで、連携先で発生したバグやハッキングの巻き添えを食らう可能性があります。

まとめ

本日は「イールドファーミング」がきになるあなたに、その周辺キーワードをまるっと解説しました。

今まで仮想通貨は、持ってるだけでは収益を産まないと考えていたあなたにとって、高利回りのイールドファーミングはとても魅力的に見えるかもしれません。

しかし、法律的にも整備されておらず、注意すべきリスクも多々あることを念頭に十分な情報収集が必要であることをご理解頂けたかと思います。

今後も飛躍的に進化を遂げ、より便利なサービスが生まれるであろう「イールドファーミング」の世界を首を長くして待ちつつ、日々勉強を積み重ねておきたいと思います。

ではまた!

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