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仮想通貨ステーキングとは?仕組みや意味やリスクを初心者が解説

仮想通貨ステーキングとは?仕組みや意味やリスクを初心者が解説 キホンの仕組み

こんにちは。DeFi牧場のおーじぃです。

銀行の低金利に嫌気が差し、年率数%稼げる仮想通貨の「ステーキング」に目をつけたあなた!
でも「ステーキング」の仕組み、ちゃんとわかってますか?

今回の記事では、高利回りで話題の仮想通貨の「ステーキング」について、きちんと仕組みが理解できるように、全力でわかりやすく解説したいと思います。

仮想通貨のステーキングとは?

ステーキングとは、特定の”派閥”に入り、報酬の分け前をもらうようなものです。

商人(ステーキングする人)は、悪代官(有力マイナー)に自分の仮想通貨を貸す(投票する)ことで、悪代官の権力をより強固にします。

権力を持った悪代官は、儲かる仕事を優先的に自分に回すことができるようになり、商人はその報酬の一部を還元してもらうという寸法です。

※あくまで分かりやすくするための例え話であり、決して”悪いことをしている”わけではありませんよ!

具体的な事例をあげると、LISKという通貨では、投票により上位101人が作業代表者として選出され、作業の報酬を受け取ることができます。

一般的にステーキングで得られる利回りは3~6%ほどですが、通貨によってはさらに高利回りも狙えるようです。

引用|海外取引所 Binanceのステーキング

銀行預金と比較した場合、非常に魅力的な利回りですが、いくつか疑問が湧いてきます。

・作業の報酬は一体どこからやってくるのか?
・なぜ代表者は仮想通貨を集める必要があるのか?

この基本が分からない場合は、この疑問も解決しておきましょう。

※そんなの知ってるよという方は「ステーキングのリスクやデメリット」へ進んで下さい。

作業の報酬は一体どこからやってくるのか?

仮想通貨における作業とは「取引データが正しい事を承認する」ことです。

この作業を「マイニング」と呼び、莫大な報酬がもらえます。

例えば、ビットコインの場合、約10分間の作業に対して、6.25BTC(約3,750万円)の報酬がもらえます。

しかし、その作業をする権利は、コンピューター計算によるくじ引き競争のようなもので決まり、世界で一番先に当たりを引いた人だけに与えられます。

そのため、当たりを引くために世界中の人がこぞって作業の奪い合いをしています。

この仕組みを「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」≒ 仕事量による証明 と言います。

PoWは、誰でも参加できるので、参加者が増えやすく、不正がしにくい一方で、競争が激化することで、余計な労力(電力)が必要になるというデメリットもあります。

そこで新たに考えられたのが「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」≒ 投票による証明 という仕組みです。

なぜ代表者は仮想通貨を集める必要があるのか?

PoSは「より多くの仮想通貨を保有している人がより多くの取引承認作業を行える」という仕組みです。

もし仮想通貨の取引データに不正があったり、ミスがあった場合、通貨の価値は暴落するので、保有量が多い人ほど損をします。

なので「通貨を大量に保有する者は、不正もしないし、ミスをしないように努力するはずだ」という前提の元、承認作業権を与えようという理屈です。

つまり、有力マイナーが仮想通貨を集める理由は「承認作業をする(≒儲かる)権利」をより多く確保するためです。

ステーキングのリスクやデメリット

ステーク(stake)の意味は、お金や命を”賭ける”です。

“賭け”ならば、当然リスクは避けられませんね。

そこで、ステーキングのリスクについても確認しておきましょう!

ステーキングのデメリット

①一定期間ロックされる(すぐに売れない)
②ロック中でも利回りが変動する
③不正に対するペナルティがある

一定期間ロックされる(すぐに売れない)

ステーキングは「ロックステーキング」とも呼ばれ、基本的には預け先から一定期間動かせない状態になります。

そのためロック期間中に価格暴落があった場合、損切りのための売却を実施することはできません

ほとんどの場合、途中解約もできますが、出金までに数日が必要だったり、もらえる報酬が減らされるなど、ペナルティーもあります。

ロック中でも利回りが変動する

ステーキングの利回りは、固定ではなく、需要と供給により常に変動しています。

そのためロックした後に、もらえる利息が下がってしまう可能性があります。

基本的にはステーキングをする(資金を提供する)人が増えれば、供給過多により、利回りは下がることが多いです。

不正に対するペナルティがある

もし資金を預けた代表者が不正をしたり、仕事をサボったら、ペナルティーが発生する場合もあります。

基本的には、代表者に対するペナルティーなので、ステーキングで預けた元本を減ったりすることはなさそうですが、予定の利息が支払われない可能性はありそうです。

PoS方式の仮想通貨一覧

ステーキングを始めるためには、まずPoS方式の仮想通貨を調べる必要があります。
代表的なPoS方式/PoW方式の仮想通貨は以下の通りです。

PoS方式イーサリアム|ETH(移行予定)
カルダノ|ADA
コスモス|ATOM
テゾス|XTZ
ネオ|NEO
アルゴランド|ALGO
ディークレット|DCR
ウェイブス|WAVES
クアンタム|QTUM
PoW方式ビットコイン|BTC
ライトコイン|LTC
ビットコインキャッシュ|BCH
ドージコイン|DOGE
モネロ|XMR
フォークコイン|BSV
ダッシュ|DASH

ステーキングができる国内仮想通貨取引所

PoS方式の仮想通貨でも、ステーキングには最低数量などの条件がある場合も多いため、個人が少額で始める場合、取引所などを利用する必要があります。

国内でステーキングが利用可能な取引所は、以下の通りです。

取引所名対象通貨利回り
bitFlyerリスク (LISK)変動
Coincheck(※)リスク (LISK)変動
GMOコインテゾス (XTZ)3~6%
※現在停止中(再開未定)

暗号資産取引所以外にも、レンディング専門業者もあるので、興味ある方は合わせてこちらの記事も確認してみて下さい!

関連記事
>> 貸仮想通貨(レンディング)比較【Nexoなら即承認】

ステーキングとレンディングの違い

ステーキングと同様、仮想通貨で年利数%の利息がもらえる仕組みとして「レンディング」があります。


ステーキングレンディング
収益源マイニング報酬借金の利子
メリット報酬は分散的に最適化され
長期的に安定した収益が入る
一般的に利回りが高い
デメリット参加者が増えるほど利回りは悪化する事業者の独断で利回りが決まる
事業者の貸倒れによる倒産リスク

ステーキングの収益源が「マイニング」であるのに対し、レンディングの収益源は「借金の利子」です。

一見、同等の利回りに見えますが、借金には貸し倒れのリスクがある分、事業者の倒産がないとは言えず、高めに設定されることが多いです。

特に、仮想通貨のレンディング業者は、銀行業界のような預金保険による保護制度は用意されていないため、最悪預けていた資産が戻ってこない可能性もあるため、なおさら高いです。

結論 ステーキングは信頼できる親分に預けよう!

今回の記事では、高利回りで話題の仮想通貨の「ステーキング」について、きちんと仕組みが理解できるように、全力でわかりやすく解説してみました。

ステーキングは、単に利息を得るためのものではなく、自分が信頼する代表者を応援しつつ、その分け前を頂くものです。

もちろん、その前提として、ステーキングする通貨自体の将来価値を信じるか?という観点も大事です。決して「利回りが良いから」という理由だけで、対象銘柄を選ばないようにして下さい。

ではまた!

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