こんにちは。DeFi牧場のおーじぃです。
まず、このページに来たあなたは恐らく「価格変動損失」と検索して、
このページにたどり着いたことでしょう。
「価格変動損失(未確定損失)」とは、仮想通貨の両替屋さんUniswapやPancakeSwapなどのサービスに自分の仮想通貨を貸し出して稼ぐ際に発生する投資リスクの一つです。
そんなわからない言葉をちゃんと調べるあなたの姿勢。好きです。
今日は、そんなあなたのために全力で「価格変動損失」を解説したいと思います。
価格変動損失(インパーマネントロス)とは?
価格変動損失とは、ざっくり「両替屋さんは基本的に損をする」というお話です。
まずは、こちらのグラフをご覧ください。
出典|pintail.medium.com
この価格変動損失グラフの計算式は、
てことらしいですが、、、
数式を見ただけでは仕組みがさっぱりわからないので、具体的な数字で考えてみましょう。
なぜ価格変動損失が発生するのか?
なぜ「両替屋さんは基本的に損をする」のかと言えば、
「そのまま持っていた方が得」だからです。
「ドル円」を例に具体的に計算してみましょう。
1ドル=100円(1:1)のタイミングで、
100万円分の現金(5,000ドル+50万円)を持った2人の男がいるとします。
Aさんは現金を放置、Bさんは現金を使い両替屋をすることにしました。
1年後…
1ドル=400円(4:1)になりました。
Bさんの現金は、両替レートの変動に合わせて常に交換し続けていたため、
現金の内訳は2,500ドル+100万円(1:4)に調整されました。
そして、Bさんは手数料収益として年利25%(250,000円)の報酬をえました。
2人の現金はどうなった?
Bさんの現金は円換算で20%減少し200万円。
年利25%の手数料収益を足して合計225万円。
流動性マイニングで年利25%の収益を上げているにも関わらず、
最終的な現金の価値は、Aさんのさんより10%少ない結果となりました。
どちらに転んでも同じ結果
ちなみに「価格変動損失」の式の変数は「両替レート(price_ratio)」なので、価格は上下のどちらの方向に変動しても同じ結果になります。
例えば、1ドル=25円になった場合、
このように変動する方向によらず、変動率が高いほど損失は大きくなります。
実際に価格変動損失を計算してみよう!
両替レートの変動スライダーを動かすと、実際の損失率が計算できます。
価格変動損失を抑えるためには?
損失を小さくする秘訣は「価格変動率=両替レートの変化」を小さくすることです。
さっと思いつく限り3パターンあると思います。
そもそも価格変動しにくい通貨ペアを利用する
値動き幅が小さいステーブルコイン(ドル連動など価格の安定性を重視した仮想通貨)を利用すれば、両替レートの価格変動率を最小限に抑えられます。
連動して価格変動する通貨ペアを利用する
仮に価格の変動率が高い仮想通貨でも、一方が価格上昇すれば、もう一方も上昇するような相関関係の高い仮想通貨ペアを利用すれば、両替レートの価格変動率自体は抑えやすそうです。
入金時の両替レートが同じタイミングで出金する
一時的に価格変動率が高まっても、両替レートの価格変動率が低いタイミングまで待つことができれば、価格変動損失を最小限に抑えられます。
結論 流動性マイニングは儲かるのか?
本日は、全力で「価格変動損失」について解説してみました。
仮想通貨の両替(流動性マイニング)で稼ぐためには「価格変動損失」は避けられない損失です。
高い利回りだけに注目しがちですが、リスクもきっちり把握した上で慎重に判断しましょう!
最も重要なのは、稼いだ手数料がそのサービス独自の仮想通貨(トークン)で受け取るということ。
あなたが「あずける仮想通貨」と「もらえる仮想通貨」を天秤にかけ、どちらが重要か十分検討した上で、判断するのが良いかなと思います!
ではまた!
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