Uniswap入門｜暗号通貨取引の新革命UniswapXの使い方

こんにちは。DeFi牧場のおーじぃ(@DeFi_Ranch)です。

暗号通貨を交換する場所はたくさんありますが、Uniswapはそれらの中でも最も歴史の長い老舗交換所です。古いだけでなく、従来のUniswapというシステムをベースに、取引をもっと簡単で、安く、そして使いやすくするための新しい機能が加えられています。

2024年の2月にはVer4リリースの発表もあり、Uniswapのトークン価格UNIが+75%急騰し、再び注目を集めています。

今回の記事では、そんな「Uniswap」について概要と使い方を解説します。

Uniswapとは？

Uniswapは、暗号通貨を交換するための場所です。

従来の銀行やオンライン取引プラットフォームとは異なり、Uniswapはユーザー同士が直接、仲介者なしで暗号通貨を交換できる「分散型取引所(DEX)」の一つです。

このシステムは、スマートコントラクトと呼ばれる自動実行プログラムに基づいており、Ethereumブロックチェーン上で動作します。

かんたんに例えると「100円を入れて、ボタンを押すと、ジュースが出る」ネット上の自動販売機のようなものです。

主な特徴は以下の通りです。

分散型
暗号通貨UNIが投票権の役割を成し、UNI保有者の投票によって運営方針が決まります。中央的な管理者が、勝手にプログラムを変更したり、交換レートを改悪することはできません。
自動化された市場作成(AMM)
伝統的な取引所のように売買注文に依存せず、流動性プールと呼ばれるトークンの集まりを通じて価格を決定します。さらに、UniswapXという新たな交換方法も開発されています。※後述
個人情報なしで利用可能
アカウント作成や個人情報の提供なしに、ウォレットを接続するだけですぐに取引を始めることができます。
流動性提供者へのインセンティブ
ユーザーはトークンを流動性プールに提供することで、取引手数料の一部を受け取ることができます。

Uniswapは、暗号通貨の世界での取引をよりアクセスしやすく、透明で、効率的にすることを目指しています。利用者は自由にトークンを交換でき、流動性提供者は取引を可能にすることで報酬を得ることができます。

Uniswapは、2018年にHayden Adamsによって立ち上げられました。以来、Uniswapは数回のバージョンアップを重ね、現在ではDeFiの基盤となる重要なプロトコルへと進化しています。

初代Uniswapは、自動化されたマーケットメイカーと呼ばれる画期的なシステムを採用。資金提供者がプールに資金を預け、ユーザーはそのプールから直接トークンを交換できるようにしました。

Uniswap v2では、集中流動性という新機能が導入されました。特定の価格範囲に流動性を集中させることで、資金提供者がより効率的に資金運用できるようになり、ユーザーはより少ない価格誤差でトークン交換できるようになりました。

Uniswap v3は、v2の集中流動性の機能をブラッシュアップし、さらに資本効率が向上しました。また手数料が３段階に設定され、高い手数料を支払うことでより効率的な条件での取引ができるようになりました。

UniswapXは、Uniswap v3の技術をベースに、オークションメカニズムや複数の流動性ソースを統合しました。

特徴	Uniswap v3	UniswapX
価格設定	Uniswapへの資金提供者からの流動性プールにより決定	様々な場所からの競争によるオークションにより決定
取引手数料	必要	無料

複数の交換相手を競争させることで、ユーザーが最も良い取引を見つけられるようになっており、手数料無料での取引も実現可能です。